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Journal lablab
2025.07.25

「あなたが担当でよかった」と言われる、その瞬間のために

「ケアマネ」のお仕事について
About the work of "care managers"

「あなたが担当でよかった」と言われる、その瞬間のために

2024年10月に開設したばかりの「ケアプランセンター富士見」。磐田市見付エリアを中心に、地域に根ざした介護サービスを展開しています。
まずは、「ケアマネ」の略称で知られるケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事について簡単に説明します。
ケアマネの主な役割は、大きく分けて3つ。1つめは、介護が必要な利用者さんに対して最適なケアプランを作成すること。
2つめは、介護施設やデイサービスなどの介護サービス事業者さんや医療機関などとの調整を行っていくこと。
3つめは、介護保険サービスの利用で発生する介護給付金の管理業務です。これらを網羅しながら、定められた制度を最大限活用し、サービスを受けられる利用者さんができる限り自立した生活が送れるよう支援をしていきます。
まさに“居宅介護のコーディネーター”といった存在です。
1日の流れとしては、まずは出社後、その日のスケジュールの確認やスタッフ間でのミーティングを行い、その後、担当する利用者さん宅への訪問(多い日は1日5件ほど)を行います。
また、これから介護サービスを受けられる方への聞き取りや役所などでの各種手続きを行う日もあります。

介護の世界へ進んだ
きっかけ What led me to the world of nursing care?

「あなたが担当でよかった」と言われる、その瞬間のために

実は私は、もともとは一般企業で働いていたのですが、父の死をきっかけに「もっと人の役に立つことをしたい」と考えるようになり、福祉系の学校へ通い直しました。学校で介護福祉士の資格を取得した後は、磐田市を拠点にいくつかの事業所で経験を積み、その中で、ケアマネージャーの資格も取得。
その後、当事業所が立ち上がるタイミングで、縁あってマストレメディカルから声をかけていただいたんですね。
ちょうど「そろそろ違う環境で働きたいな」と思っていた時期だったので、どこか運命的なものを感じました。
その時の同僚も私と一緒に異動してくれたので、そういった点でもすごく働きやすさを感じていますね。

現在「ケアプランセンター富士見」には3名のケアマネが在籍しています。
私と、私と一緒に異動してきたケアマネさんに加え、最近になって「ケアプランセンター卸本町」からスタッフが1名異動してきたことで、万全の体制が整い、地域を支える介護サービスを一層実践していけるようになりました。
「いよいよこれからが本格的なスタート」という感じですね。
また、私自身もこの事業所のリーダーとして、より働きやすい環境を整え、楽しく働きながら地域に貢献できる事業所へと成長させていきたいと考えています。
特に、担当制でありながらもスタッフ同士がカバーし合えるよう、綿密な情報共有を大切にしています。

磐田市は、切磋琢磨
できる環境 Iwata City is an environment where people can learn from each other

「あなたが担当でよかった」と言われる、その瞬間のために

私は長らく磐田市内で介護の仕事に携わってきましたが、(他の地方都市もそうだと思いますが)磐田市は高齢者が多いこともあって、ケアマネ不足が深刻です。
しかしその分、行政とのパイプが太かったり、他事業所との横のつながりが強かったりするので、働く上で余計なストレスを感じることは少ないと思います。
現場などで他事業所の方と会っても「最近どう?」と声を掛けあったり、情報交換の機会もしばしばありますので、自然と助け合える雰囲気が確立されているように思います。
そうやって切磋琢磨できる環境があるからこそ「もっとこの地域に貢献したい」という気持ちが湧いてくるんですよね。
ケアマネの仕事って、どうしても市町村ごとに多少の地域性が出るものなのですが、磐田市に関してはそれが良い方向に進んでいるような気がしています。

人生の一部を共有
していく仕事 A job that involves sharing a part of life

「あなたが担当でよかった」と言われる、その瞬間のために

仕事をしていてうれしいのは、月並みですが「小関さんが担当でよかった」「相談できて安心できた」と言っていただけた瞬間ですね。
介護の世界、特に超高齢者さんや末期のがん患者さんに対する介護というのは、ちょっとした通院のように“治して終わり”というものではありません。
時には「看取り」を経験することもありますので、その方の人生の一部を共有していく仕事でもあるんです。
ですので、単に「決められたことをこなせばいい」のではなく、利用者さんやそのご家族としっかりとコミュニケーションを重ね、信頼関係を築き、人と人との“間”に入って、うまく折り合いを付けていく能力も必要となってきます。
そういった背景をしっかりと整えなければ、本当の意味での最適なケアプランや介護サービスの調整は実現できないと考えています。
ちなみに写真のヘビ(巳)の編み物は、利用者さんから「いつもありがとう」っていただいたものなんですよ。

「地域の開かれた場所」を目指して Aiming to be a "place open to the community"

「あなたが担当でよかった」と言われる、その瞬間のために

まだまだ「ケアマネって何?」「介護保険ってどんな制度?」という声は少なくありません。
しかし、高齢化社会が進む日本において、いずれ誰もが直面する課題が「介護」というものです。介護について少しでもわからないこと、不安なことがありましたら、まずは、お近くの地域包括センターへ相談してみてください。
もちろん、私たちに直接お電話いただいても構いません。「ケアプランセンター富士見」が目指す形のひとつとして、「地域の開かれた場所」があります。
介護に関するあらゆることを解決できる事業所として、もっと地域に浸透してきたいと思っていますし、地域の介護にとことん寄り添える存在として途切れることなく信用度を上げていけたらと考えています。
困っている人がいたら、そっと声をかけ、制度を駆使して、陰ながら支えていく。
これからも、そんなケアマネでありたいと思っていますし、そういった誇りを持って日々の業務に取り組んでいきたいです。

【居宅介護支援事業所 ケアプランセンター富士見】
磐田市富士見台4-9
電話:0538-31-6767
営業時間:8:30~17:30
定休日:土曜・日曜・祝日・年末年始

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小関 友美
株式会社マストレメディカル
PROFILE
「やりたいことはやる」がモットー。 SUP(スタンドアップパドルボード)や絵手紙、絵画など、ちょっとでも興味を持ったらひとまず挑戦しています。
事業所内に私の作品(絵手紙)などを飾っています
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  • 趣味はスポーツ観戦と美味しいもの巡りです。
  • あちこちのラーメン店を巡るのが楽しみです!
  • 音楽を聴くことと子育てが大好きです。
  • カレーとゲームが大好きです。
  • 事業所内に私の作品(絵手紙)などを飾っています
  • 臨床工学士です!
  • ネコのお世話とバンド練習が休日の楽しみです!
  • 好きなことはドラマを見ることです。
  • 休日はゴルフの練習をしています!トマトが大好物です。
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