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Journal lablab
2024.10.02

血圧計って、どんな種類があるの?

突然ですが、なぜ血圧を測るのか知っていますか?
健康診断をはじめ、ちょっと風邪を引いてかかりつけ医で診察してもらう際にも、ひとまず「血圧を測ってみましょう」という経験をされた方は多いと思います。
でも、「なぜ測るのか?」と聞かれると、その答えに困ってしまうのではないでしょうか?
血圧を測る一番の理由は、測定された血圧の数値が、あなたの身体の異常を判断するための重要なデータになるからです。
医師の目線からいえば、「血圧がわからないとしっかりした診断ができない」といえるほど、血圧というのは必要不可欠なデータとなり得るからです。

バイタルサインとは? What are vital signs?

血圧計って、どんな種類があるの?

「バイタルサイン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?バイタルサインとは「生命徴候」を意味し、もう少しわかりやすくいうと「人間が生きている指標」を指します。脈拍・呼吸・体温・意識レベル、そして血圧の5つが、バイタルサインの基本とされています。例えば、目の前で急に倒れた人が“呼吸”をしていなければ、かなり危険な状態だということがわかりますよね。また、“体温”が40℃を超えているようなら、それもまた正常な状態からかけ離れていることがわかります。
同じように、血圧もまた「人間が生きている指標」としてとても重要な判断要素の一つなのです。

 

ここで、脈拍・呼吸・体温・意識レベル・血圧の5つのバイタルサインの測り方について考えていきましょう。脈拍や呼吸というのは、手首に指を当てたり、口や鼻の呼吸状態を観察するなどして、回数で測っていきます。体温は体温計を使えば簡単に測ることができますし、意識レベルは、その人の様子を見れば把握することができますよね。
では、血圧はどうでしょうか? 血圧は「血液の圧力」を測る必要があります。しかし、血液の圧力というのは、外から測ることは容易ではありません。
そこで登場するのが、みなさんご存知の【血圧計】となります。

血圧計は大きく分けて3タイプ There are three main types of blood pressure monitors

血圧計って、どんな種類があるの?

家電量販店に行くと、マッサージ機などが並ぶヘルスケアコーナーの片隅に、数種類の血圧計が陳列されているのを見ることができます。
家庭用として販売される血圧計のタイプは、大きく分けると3種類です。

 

1つめは「上腕アーム式」と呼ばれるもので、血圧計本体と一体化している筒型のカフ(腕帯)に腕を通すタイプ。

2つめは「上腕カフ式」と呼ばれるタイプで、カフを上腕部に巻きつけて血圧を測定していきます。

3つめは「手首式」と呼ばれるタイプで、その名の通り手首で測定するタイプです。

血圧計って、どんな種類があるの?

ちなみにですが、主な血圧計のメーカーとしては〈オムロンヘルスケア〉を筆頭に、〈テルモ〉、〈A&D〉、〈タニタ〉、〈シチズン〉などが挙げられます。
操作がわかりやすい、表示された数字が読みやすい、カフが巻きやすいなどなど、それぞれ特徴がありますので、可能であれば実際に手に取ってチョイスするのをおすすめします。
血圧計は毎日使うものですから、自分にとって一番使いやすいものを選んでいきましょう

2つの測定方法、観血式と非観血式 Two measurement methods: invasive and non-invasive

血圧計って、どんな種類があるの?

血圧計の種類が分かったところで、次は、その測定方法について説明していきましょう。
血圧の測定方法は主に「観血式(直接法)」と「非観血式(間接法)」に分けられます。

観血式(直接法)というのは、体内に注射針やカテーテル(医療用の管)を挿入し、圧力トランスデューサー(圧力を電気信号にする変換機)を介して血圧を測定する方法で、主に手術室や集中治療室の患者さんに使われます。
つまり、医療現場での測定方法となりますので、ご存知ない方も多いかもしれません。

一方、非観血式(間接法)は、腕や手首にカフを巻いて、外から圧力を加えて測定をしていきます。
こちらは家庭用血圧計でも採用されている馴染みのある方法なので、みなさんも一度は目にしたことがありますよね。

 

・観血式血圧測定(直接法)
血管や心臓内に留置針やカテーテルなどを挿入する測定法。
血液が流れ出る時の振動をキャッチし、それをトランスデューサーで電気信号化して血圧を測定する。

 

・非観血式血圧測定(間接法)
上腕部や手首にカフを巻き、間接的に血圧を測定する。
カフの加圧・減圧を手動で行い、血管の音(コロトコフ音)を聴診器で判断する聴診法と、自動的に血圧測定が行えるオシロメトリック式の血圧計があります。

 

加えて、医療現場において観血式(直接法)と併用される「手動血圧計(聴診法)」、非観血式(間接法)を自動化した「自動血圧計(オシロメトリック式)」という方法もあります。

 

1.手動血圧計(聴診法)
聴診器で、血管壁の振動によって発生する音を聞き取る方法。
正確性の高い方法ですが、医療技術がないと使用できない血圧計です。
カフで上腕部を圧迫して動脈を塞ぎ、その後徐々に減圧していきます。血液が流れだす時に聴診器をあてて見ると、「トントン」という血管の音が聞こえてくるのですが、これをコロトコフ音と言います。
その音が聞こえ始めたときの圧力が“最高血圧”、音が聞こえなくなったときの圧力を“最低血圧”として読み取ります。

 

2.自動血圧計(オシロメトリック式)
圧力センサーで脈波(みゃくは)の変化を検知する方法。
こちらは機械が自動で計測を行うため、誰にでも使える一般的な血圧計です。
脈波とは、カフで圧迫された血管が心臓の拍動に合わせて起こす振動のことで、カフ自体がセンサーとなってその脈波を検出します。
一般の方が使用する際にも簡単で、誤差も少ないことから、現在ではオシロメトリック法が電子血圧計の主流となっています。

血圧は、大切なバイタルサイン。 Blood pressure is one of the most important vital signs

血圧計って、どんな種類があるの?

冒頭でもお伝えした通り、血圧というのはバイタルサインのひとつであり、「血圧がわからないとしっかりした診断ができない」と言われるほど、私たちの健康状態を知るための重要なデータとなります。
このコラムで少しでも血圧に興味を持たれましたら、お近くの家電量販店で血圧計を購入してみてはいかがでしょうか?
毎日の健康管理にきっと役立つと思いますよ。
血圧計を購入し、血圧を測る習慣が身につことで、一層、自身の血圧について考えるようになり、内容の理解もきっと深まることでしょう。
また、血圧を測定する際には「正しい測り方」を実践することをお忘れなく!
これが何より大切です。

akihide matsushitamatsushita
株式会社マストレメディカル メディカル事業部
PROFILE
浜松生まれ、浜松育ち、今後も浜松で暮らしていきます。
保有資格: 臨床工学技士
シャイでデリケートだと思っています。
松下

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