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Journal lablab
2026.09.24

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

私たちが暮らすまちには、一見すると何も変わらないように見える風景があります。

しかし、人口構造や生活スタイルが変化する中で、土地の持つ役割も変わりつつあります。

かつては農地や資材置場として利用されていた場所が、今では別の活用方法を求められることもあります。

そうした土地を地域の資産として再生し、新たな暮らしやにぎわいにつなげていくことも、不動産に携わる私たちの大切な役割の一つです。

今回は、浜松市中央区志都呂町で実現した分譲地造成の事例をご紹介します。

長年活用されていなかった志都呂町の土地 A plot of land in Shitoro that had long gone unused.

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

現地は志都呂幼稚園の南側に位置する土地でした。

もともとは8人の地主様が隣接して所有しており、それぞれの土地は単独で活用するには小規模でした。

さらに傾斜地で木々が生い茂り、長年にわたり手つかずの状態が続いていました。

道路から見ると暗い印象のある土地で、雑木が繁茂し、人が立ち入ることも少ない場所でした。

近隣の方からは、空き地にゴミが捨てられることもあると伺っていました。

しかし、その土地にも大きな可能性がありました。

幼稚園や小学校が近く、商業施設へのアクセスも良好。

生活利便性が高く、子育て世代にとって魅力的な立地だったのです。

そこで地主の皆様にお声掛けを行い、それぞれの思いやご事情を伺いながら土地活用のご提案を進めました。

過去の経験がきっかけに Triggered by past experience

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

実は、この地域では以前にも似たような事例がありました。

小規模な農地や未利用地を複数の地主様が所有しており、個人では活用が難しかった土地を一体的に整備し、住宅地として再生した事例です。

その経験から、「今回の土地でも同じようなことができるのではないか」と考えたことがきっかけでした。

前回の事例では、15人もの地主様とお話を重ねながら事業を進めました。

農地としては小さすぎる。

かといって個人で開発することも難しい。

耕作も行われなくなっている・・・。

そんな状況の中で、それぞれの地主様が抱える悩みを聞きながら調整を重ね、一つのまちづくりへとつなげていきました。

その際、「実は他にも困っている土地がある」というご相談をいただいたことが、今回の志都呂のプロジェクトにつながっています。

地主様との対話から始まるまちづくり Community development that begins with dialogue with landowners.

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

土地の有効活用は、決して簡単な話ではありません。

特に複数の地主様が関わる場合、それぞれに異なる考え方や歴史があります。

「先祖代々守ってきた土地だから手放したくない」

そうしたお気持ちも当然あります。

今回も、入口部分の土地を所有されている方のご理解がなければ、奥の土地を活用することはできませんでした。

時間をかけてお話を重ねる中で、「自分一人の問題ではなく、地域全体の課題でもある」ということをご理解いただき、少しずつ前向きな方向へ進んでいきました。

4年を掛け、ついに完成。 After four years, it is finally complete.

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる
長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる
長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる
長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

実際に事業化に向けて動き始めてから完成まで、およそ4年の歳月がかかっています。

地主様との協議だけではありません。

行政との協議や各種手続き、自治会へのご挨拶、近隣住民の皆様への説明など、多くの調整が必要になります。

また、今回の土地は高低差がある場所でした。

造成工事によって水の流れが変わるのではないか、周辺へ影響が出るのではないかというご心配の声もいただきました。

そのため地盤調査を行い、排水計画についても十分な検討を重ねながら工事を進めました。

結果として水は適切に処理されるようになり、周辺環境の改善にもつながりました。

5区画の住宅地として再生 Redeveloped into a five-lot residential area.

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる
長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる
長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

造成後の土地は見違えるほど明るい景観へと生まれ変わりました。

木々が生い茂っていた斜面地はきれいに整地され、5区画の分譲地として再生。

建築条件を設けていないこともあり、完成前から多くのお問い合わせをいただいています。

もちろん、私たちマストレが直接販売するわけではありません。

地主様の想いを整理し、事業者様との橋渡しを行い、地域全体が良い方向へ進むよう調整することが私たちの役割です。

地域が変わる瞬間に立ち会う喜び The joy of witnessing the moment a community transforms.

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

こうした仕事の魅力は、完成した姿を目にできることだと思います。

何年も放置されていた土地が住宅地となり、そこに新しい暮らしが生まれる。

子どもたちの声が聞こえ、人の往来が増え、地域が活気づいていく。

その変化を見られることに、大きなやりがいを感じます。

また、土地を整備することは単に見た目をきれいにするだけではありません。

ゴミ置き場の配置や排水計画、道路との接続方法など、地域で暮らす皆様の生活に関わる課題も一つひとつ解決していく必要があります。

だからこそ、工事が終わったら終わりではなく、その後の地域との関わりまで責任を持って取り組むことが大切だと考えています。

マストレだからできる地域課題の解決 Solving local issues—made possible by Masstore

長年活用されず眠っていた土地が、まちの未来をつくる

こうした取り組みができるのは、創業以来50年にわたり地域の皆様との信頼関係を築いてきたマストレの歴史があるからこそです。

先輩方が積み重ねてきたご縁や地域とのつながりが、今の私たちの仕事を支えてくれています。

一軒の家を仲介して終わるのではなく、10人前後の地主様とお話を重ね、地域の未来を一緒に考えながら土地を再生していく。

その過程には、不動産取引だけではない面白さがあります。

「まちをつくっている」

そんな実感を持てることが、この仕事の大きな魅力なのかもしれません。

私自身、誰かに指示されて始めたわけではなく、地域の方々の困りごとを聞く中で「こうしたら良くなるのではないか」と考えたことから今回の取り組みが始まりました。

今後も土地活用や相続、不動産コンサルティングなど幅広い知識を身につけながら、地域の課題解決に貢献できる存在を目指していきたいと思います。

 

眠っている土地を地域の資産へ。

これからも地域の皆様とともに、より良いまちづくりに取り組んでまいります。

naoya miyagimiyagi
株式会社マストレ 不動産事業部
PROFILE
任された仕事は、期待以上の成果で応えることを心がけています! お願いして良かったと、お客様に思っていただけるよう、より良い提案をさせて頂きます。
保有資格: 宅地建物取引士、2級福祉住環境コーディネータ
音楽を聴くことと子育てが大好きです。
宮城

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