「感動と、ときめき」を忘れない。
木版画からたどる、都築倍弘会長とマストレの50年

「感動と、ときめき」を、版木に刻む Carving “Wonder and Excitement” into a Woodblock
都築会長が木版画を始められたのは、今から30年以上前のこと。
仕事のかたわら、身近な草花や鳥、旅先で出会った風景など、心に留まったものを題材に、一枚一枚作品をつくり続けてきました。
木版画は、描いた絵をもとに版木を彫り、色ごとに版を重ねながら仕上げていく、とても手間と時間のかかるものです。思い描いた色や表情になるまで試行錯誤を重ねる、その過程もまた、木版画の楽しさのひとつなのだそうです。
完成した作品を眺めていると、何気ない植物の姿や季節の移ろいなど、普段なら見過ごしてしまいそうなものにも、都築会長が心を動かしてきたことが伝わってきます。
「すべてのことに感動と、ときめきがあふれている人生」
今回の作品集に寄せられた、この言葉。
私たち社員にとっては、木版画だけに向けられた言葉ではなく、好奇心を持ってさまざまなことに向き合ってきた、普段の都築会長の姿にも重なります。
身近なものに目を向け、心が動いた瞬間を大切にする。
30年以上にわたってつくられてきた木版画には、そんな都築会長の変わらない眼差しが刻まれています。
一冊の作品集から、50年の歩みをたどる Tracing 50 Years Through a Collection of Works
長年にわたり制作されてきた木版画は、2026年、マストレ創業50周年という節目に、一冊の作品集としてまとめられました。
ページをめくると、そこには季節の草花や鳥、旅先で出会った風景など、さまざまな時代の作品が並びます。
一枚一枚は、その時々に心を動かされた風景を描いたもの。それらを一冊にまとめて眺めてみると、作品の向こう側に、これまで積み重ねてきた時間まで見えてくるようです。
振り返れば、マストレが浜松で歩んできた50年の間にも、街の風景や人々の暮らしは大きく変わりました。
事業を取り巻く環境も変わり、会社としてさまざまな挑戦を重ねてきましたが、その根底には、人との出会いやつながりを大切にする姿勢がありました。
私たち社員も、今回50周年を迎え、改めてこれまでの歩みを振り返る機会が増えました。
その中で感じるのは、50年という歴史は、会社だけでつくってきたものではないということです。お客様や取引先の皆様、地域の方々、そしてこれまでマストレに関わってきた多くの人たち。一つひとつの出会いとつながりが積み重なって、今があります。
木版画に一つひとつの「感動と、ときめき」が刻まれてきたように、マストレの50年もまた、たくさんの人との出会いや出来事の積み重ねによって形づくられてきたのだと思います。
浜松の街とともに歩んだ50年 50 Years Growing Together with Hamamatsu
マストレが浜松で歩みを始めたのは、1976年のこと。
不動産業からスタートし、その後、時代や暮らしの変化に合わせながら事業の幅を広げ、地域の皆様とのつながりを育んできました。50年という時間を振り返ると、浜松の街も大きく姿を変えてきました。
新しい住宅地が生まれ、道路や街並みが整い、暮らし方や働き方も少しずつ変化してきました。
一方で、佐鳴湖をはじめとする豊かな自然や、ものづくりの文化、人と人との距離の近さなど、今も変わらず浜松らしさを感じさせてくれるものがあります。
私たちにとって浜松は、会社がある場所というだけではありません。
社員の多くがこの地域で暮らし、お客様や取引先の皆様と出会い、ときには仕事を離れて地域の行事に参加する。そんな日々の積み重ねの中で、マストレと浜松との関係も育まれてきました。
創業50周年を迎えた2026年には、これまでの歩みを振り返る記念式典も開催されました。
会場には社員だけでなく、その家族も集まり、世代を越えて約300名が同じ時間を過ごしました。これまでの50年を振り返る映像やさまざまな催しを通して、改めて感じたのは、会社の歴史とは年数や出来事だけでなく、そこに関わってきた一人ひとりの時間の積み重ねでもあるということでした。
そして、地域に長く根を張って仕事を続けていると、自分たちの仕事だけではなく、この街のこれからについて考える機会も少しずつ増えていきます。
身近な自然を守ること。地域に残る文化やものづくりを次の世代へつなぐこと。そして、人が集まり、新しいつながりが生まれる場所をつくること。
50周年という節目を迎え、これまで支えていただいた浜松への感謝とともに、改めてそんな地域とのつながりを大切にしていきたいと感じています
50年分の「ありがとう」を、地域へ 50 Years of “Thank You” to the Community
創業50周年という節目に、私たちが大切にしたかったことのひとつが、これまで支えていただいた地域への感謝を、少しでも形にすることでした。
そのひとつとして開催したのが、マストレ本社近くの佐鳴湖畔を会場とした「50周年記念佐鳴湖マルシェ」です。
当日は、浜松を中心に活動する約40の店舗やつくり手の皆さんが集まり、食や音楽、ものづくりなど、さまざまな楽しみが並びました。
おいしいものを囲んで会話が生まれたり、音楽に足を止めたり、子どもたちが木工体験に夢中になったり。
会場で楽しそうに過ごす皆さんの姿を見ていると、会社の50周年を祝うというよりも、地域の人たちが集まり、新しい出会いや交流が生まれる一日になったことを、私たち社員もうれしく感じました。
また、次の世代を担う子どもたちを応援したいという想いから、地域で活動するスポーツチームへの支援も行いました。
振り返ってみれば、マストレの50年も、浜松で出会った多くの人たちとのつながりによって育まれてきたものです。
だからこそ50周年は、これまでの歩みを振り返るだけではなく、これからの地域との関わり方を考える節目でもありました。
人が集まり、言葉を交わし、何かを一緒に楽しむ。
そんな時間の中から生まれる小さな「感動と、ときめき」も、この街の豊かさをつくるひとつなのかもしれません。
「感動と、ときめき」を、これからも “Wonder and Excitement,” Now and Always
一冊の木版画作品集から振り返った、都築会長とマストレの50年。そこには、会社の歴史だけではなく、たくさんの人との出会いや、浜松という街とのつながり、そして日々の中で心を動かされた小さな瞬間がありました。
50年というと、とても長い時間に感じます。けれど、その時間をつくってきたのは、一日一日の積み重ねです。
身近な草花に季節を感じること。
人との出会いを楽しむこと。
この街でつくられているものに触れ、その背景にいる人を知ること。
そんな何気ない日常の中にも、私たちの心を豊かにしてくれるものはたくさんあります。
都築会長が大切にしてきた「すべてのことに感動と、ときめきがあふれている人生」という言葉は、50周年を迎えた今、私たち社員にとっても、改めて心に残る言葉になりました。
これから先、浜松の街も、私たちの暮らしも、少しずつ変わっていくことでしょう。
それでも、身近なものに目を向け、人とのつながりを大切にし、新しいことに心を動かされる気持ちは忘れずにいたい。
次の50年も、この浜松で。
私たちも日々の中にある「感動と、ときめき」を大切にしながら、この街とともに歩んでいきたいと思います。
- PROFILE
- 不動産業界歴14年。宅地建物取引士ですが、現在は社内DX推進を担当。 「お客様にワクワクしてもらうこと」をモットーに、新しい仕組みづくりや業務改善に日々挑戦しています。 プライベートでは、保護ネコ3匹と暮らす猫好き。 休日はネコのお世話をしつつ、バンド活動に励んでいます。 ニューオリンズ系ファンクをこよなく愛し、自身もハモンドオルガンを担当するバンドを結成。 ハママツ・ジャズ・ウィークにも出演予定です。
