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Journal lablab
2026.05.20

在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」

転倒予防から介護負担軽減まで、その役割を解説!

介護保険を利用したレンタルが主流。今、在宅介護で「手すり」の需要が高まっています。

在宅介護と聞くと、介護ベッドや車椅子など、大きな介護用品をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、実際の介護現場で非常に需要が高いもののひとつが「手すり」です。

「最近、立ち上がる時にふらつくようになった」「ちょっとした段差でも転びそうになる」「夜中のトイレ移動が大変」。

こうした日常の小さな危険を減らしてくれるのが、手すりの大きな役割です。

特に高齢になると、ベッドから起き上がる、椅子から立ち上がる、玄関で靴を履き替える、階段を上り下りするといった、ごく普通の動作でも転倒リスクが高くなります。

実際、在宅介護では「ちょっとした転倒」がきっかけとなり、一気に介護度が進んでしまうケースも少なくありません。

だからこそ、介護の現場では「転ばぬ先の杖」のような感覚で、早めに手すりを導入するケースが増えています。

しかも現在は、工事不要で設置できるレンタル型の手すりが数多く登場しており、介護保険を利用すれば月額数百円程度から利用できます。

今回は、在宅介護における「手すり」の役割や種類、介護保険制度との関係などについて、わかりやすくご紹介していきます。

在宅介護の“第一歩”として As the "first step" in home care

在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」

介護が必要な方にとって、日常生活の中には数多くの危険が潜んでいます。

特に注意したいのが、「立ち上がる」「起き上がる」「歩く」「移動する」といった基本動作です。

ベッドから起き上がろうとした時にバランスを崩してしまったり、トイレで立ち座りをする際に転倒してしまったり、玄関の段差で足がもつれてしまったり

こうした転倒事故は、特に高齢者にとって、骨折や寝たきりにつながる大きなリスクとなります。

そこで重要となるのが「手すり」の存在です。

手すりがあることで、身体を支えながら安全に動作ができるようになり、転倒や転落の予防につながります。

また、介助するご家族や介護者の負担軽減にも大きく貢献してくれます。

例えば、トイレでの介助の場面。手すりがあることで利用者さん自身がある程度動作できるようになり、必要最低限の介助だけで済むケースもあります。

介助する側・される側、どちらにとってもメリットが大きいのです。

さらに、手すりを使いながら自分で動くことは、リハビリ的な意味合いもあります。

何でも介助してしまうのではなく、「自分でできる部分を残す」という意味でも、手すりは重要な役割を担っています。

介護保険を利用したレンタルが可能 Rental is available using long-term care insurance.

在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」
在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」

「手すりを付ける」と聞くと、「大がかりな工事が必要そう」「お金がかかりそう」と感じる方が多いかもしれません。しかし実際には、介護保険制度を利用したレンタル型の手すりが数多く存在しています。手すりは、介護保険の「福祉用具貸与」の対象となっており、要支援1から利用することができます。しかも最近では、工事不要で設置できる手すりがとても充実しています。

例えば、

ベッド横に置き、起き上がりや立ち上がりをサポートする据え置き型手すり
床と天井で固定する「突っ張り型手すり」
玄関の上がりかまち専用の手すり
トイレでの立ち座りをサポートする手すり
廊下や階段の移動を補助するタイプの手すり

など、用途に合わせてさまざまな種類があります。

レンタル料についても月額数百円程度からできので、「まずは試しに使ってみる」という感覚で導入しやすいのも大きな特徴です。

特に、退院直後や身体状況がまだ不安定な方には、レンタルのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。また、賃貸住宅やマンション、アパートなどでは、「工事が難しい」というケースが少なくないので、そういった場合での導入のしやすさも評価されています。

レンタルだからこそのスピード感と柔軟性 The speed and flexibility that only rentals can offer.

在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」

もうひとつ、手すりレンタルの大きなメリットのひとつが「必要な場所に、すぐ設置できる」というスピード感です。

例えば住宅改修工事の場合、申請や許可などが必要になるため、実際に設置されるまでに時間がかかります。

一方、レンタル型の手すりであれば、比較的スムーズに設置できるため、「今すぐ危ない」という状況にもすぐに対応できるのです。

また、レンタルならではの柔軟性も特筆すべきメリットのひとつです。

介護の状況は常に変化していくので、最初はベッド横だけで必要だったものが、後からトイレにも必要になったり、逆に車椅子生活になることで、以前の手すりが邪魔になってしまうケースもあります。

そうした時でも、レンタルであれば、「別の場所に移動する」「追加する」「不要になったら撤去する」といった対応が柔軟にできるのです。

さらに最近は、介護用品メーカー各社も需要の高さを受け、デザイン性に優れたものや収納機能が付いたものなど、介護用品らしくないスタイリッシュな商品も増えてきました。

住宅改修による手すり設置という選択肢も Installing handrails as part of home renovations is another option.

在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」

もちろん、手すりには「住宅改修工事」で設置する方法もあります。

廊下や階段、浴室、トイレなどに固定式の手すりを取り付けることで、より安定した環境を整えることができます。

こちらも介護保険制度の対象となっており、住宅改修費として原則20万円までの支給限度基準額が設けられています。

ただし、工事型の手すりには、「後から位置変更が難しい」という特徴もあります。

そのため介護現場では、まずレンタル型の手すりを使いながら、「この位置が使いやすい」「この高さが合っている」「この動線で生活しやすい」といったことを綿密に確認し、その上で「長く使いたい」となった場合に、住宅改修工事を検討していきます。

利用者さん本人の身体状況だけではなく、ご家族の希望や生活習慣、家の間取りなども踏まえながら、細かくプランニングしていくことが大切です。

まずは地域包括支援センターなどへ相談を First, consult with a community-based integrated care center or similar organization.

在宅介護を助ける“第一歩”は「手すり」

「まだそこまで必要ないと思うけど」という方でも、転倒リスクを感じ始めたら、一度、手すり導入の相談をしてみることをおすすめします。

介護保険制度を利用するためには、まずケアマネージャーや地域包括支援センターなどへ相談し、ケアプランの中に手すりレンタルの必要性を組み込んでもらうことが一般的です。

その後、私たちマストレメディカルのような福祉用具専門の相談員が、利用者さんの身体状況や生活環境を確認しながら、最適な手すりをご提案していきます。

「この位置なら立ち上がりやすいですね」「この高さなら安心ですね」「まずは試しに使ってみましょうか」といった形で、実際に設置し、使用感を確認した上でレンタルをスタートすることができます。

介護用の手すりは、実はホームセンターなどでは意外と種類が少なく、介護に特化した商品はなかなか見つかりません。

だからこそ、「どんな手すりを選べばいいかわからない」という段階でも大丈夫ですので、まずはお気軽にご相談いただけると幸いです。

手すりは、決して大げさな介護のためだけのものではありません。

むしろ「これからも自宅で安全に暮らしていくため」の大切なサポート役です。

転倒してから慌てるのではなく、転ぶ前に準備しておくこと。

それが、在宅介護を安心して続けていくための第一歩になるのではないでしょうか?

miho hakamatahakamata
株式会社マストレメディカル 介護事業部
PROFILE
入社して29年。介護がより身近になりました。お客様のニーズに寄りそった環境作りのサポートが出来ればと思います。
保有資格: 介護福祉士、福祉用具専門相談員、住環境コーディナイター2級、介護支援専門員
あれから29年!
袴田

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